去年のことだったか、一昨年のことだったか忘れたが、左耳の中に短い抜け毛が入ってしまった。
耳かきが好きで日に一回しているのだが、その毛のせいでゴソゴソと音がして不快であった。
掃除機を耳に当てて吸ったらゴソゴソがなくなり成功したことがあった。
その時もそうしたのだが、取れない。
毛抜きの道具でつまみ出そうとしたが取れない。
切手を扱う時に使うピンセットを使ったが取れない。
耳かきがしたくて苛々(イライラ)する。
仕方がなく、耳鼻科に行って取り除いてもらった。
耳の中から毛を取るだけで、千円以上かかってしまった。
医師に掃除機で取った経験を話すと鼓膜(こまく)が破れるかもしれないと言われた。
それから数カ月後、また毛が入った。
またそんな金を払って毛を取るのがもったいない。
ネット通販で、耳の中を覗く(のぞく)カメラが売っていた。
それを使うと毛が簡単に取れそうな気がするが、カメラを耳の入り口にそえて、細いピンセットで取り出すのは難しそうだが、それしかないかなと思っていた。
そして、ひらめいた。
ガムの粘着力を利用しよう。
まず、ガムを味が無くなるまで噛む(かむ)。
そして、それを綿棒に付け、先を細くする。
そして、それをゆっくり、耳の中に入れる。
髪の毛とガムがくっつくように、耳の奥に注意しながら押しこむ。
ゆっくり綿棒を出す。
すると、ガムに毛が付いているではないか。
大成功だ。
しかし、どういう訳か、耳に水が入ったような音を聞きにくい感じになってしまった。
暫く(しばらく)すると、その感じはなくなった。
そして、何ヶ月か経ち、また毛が入ったではないか。
毛抜き器、ピンセット。
どれも失敗。
また、ガムでやるか。
耳かきにガムを付けて、挿入。
そして、耳かきを出すと、なんと、ガムがちぎれて耳の中に残ってしまったではないか。
電話がかかってきて、聞きにくい左耳で応対。
電話どころの場合ではない。
焦りながら耳かきで奥のガムを取り出せた。
多分、もうガムは耳の中に入っていないだろう。
今は快調です。
教訓。これをする時は、綿棒にガムをつけるべし。
これは、私個人が行った行為であり、この方法を人に勧めるものではないが、こんなやり方もあるよと、いうことだ。
つまり、使い古された言葉だが、自己責任で行ってください。
何で知ったか忘れたが、子供の耳の中に虫が入ったとき、お父さんが、綿棒だったか何かにアロンアルファをつけて、慎重に異物を取り出したという話があった。
すごいね。
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